- 防災
- 2019.04.16
春の陽気と夏の災害
ピースアップのSです。
公開されるのがいつなのかはわかりませんが、これを書いている今は寒さが終わりかけだんだんと暖かくなってきている頃。ちょうど公園などで桜が花開き始め、春の陽気が気持ちいい季節です。基本的にインドア派な私も、散歩とかしてみようかな……と思わせるほどです。
しかし同時にその暖かさがすぐに夏になるぞ!というような気配を伝えてきて、夏より冬が好きな僕としてはちょっとテンションが下がります。
最近の日本は春秋が短く夏冬が長く、さらに激しいイメージがありますね。今年度はさほどでもなかったですが去年の冬は大雪でしたし、夏はみなさんご存知のように近年でも稀に見る猛暑でした。
今年もなんだかすごく暑くなりそうな雰囲気です。
あまり意識を向けることは無いでしょうが、猛暑というのも災害の一種です。
今はあまり意識することはないでしょうが、ちょっと歴史を紐解けば、夏の暑さでおきた飢饉や水不足でたくさんの人が亡くなっていたりしました。
もうすぐ元号が平成から令和へと変わりますが(公開されたときに変わってるかも)、それこそ昔は猛暑が続いくとそれを鎮めるために改元したりするほどの「災害」でした。
現在は幸いなことに一部の食材が値上がりする程度で、直接「災害!」と感じるようなことはあまり無いと思います。
僕も実際去年の夏は「暑すぎる……」って単純に思うくらいでしたし……。
しかしおそらくみんなそう軽く思っていたからこそ、去年のように熱中症が多発して、亡くなる方もでてきたのだと思います。
だから改めて「猛暑は災害」という意識を変えることが大事なんだと思います。
去年テレビで耳にタコができるほどに報道されていたと思いますが、水分や塩分を十分に取り、日中は出歩かないようにするなどの対処をすること。基本的で簡単なことですが、どんなことでも大事だから基本です。熱中対策のアイテムは、幸いいまはどこでも手に入ります。
知識もある。道具もすぐに揃えられる。だけど……用意しない。
そういった方がでてくるのはやはりどこかで「自分は大丈夫」「たかが暑いだけ」みたいな考えになってしまうからでしょう(僕も含めて)。
揃えようと思えばいつでも揃えることができる。
だからこそ「対策をしよう!」という意識がより大事なんだと思います。
「猛暑は災害であり、対策するべきもの!」
この意識が、自分の、家族の、友人の助けにつながる夏の防災の第一歩!
……となんだか偉そうに書いてきたものの、やはり一番いいのは災害が起きないことなので、今年は災害のような猛暑の夏ではなく、爽やかに汗がでるような風鈴の似合う夏が来たらいいなあ、と願っています。