- 防災
- 2022.03.11
3月のこと 青さ
2011年3月11日。
東日本大震災が発生しました。
死者1万5900人。
震災関連死者3786人。
行方不明者2523人。
「歌なんか 今そんなもの 聴いても しょうがない」
2011年9月9日。
小谷美紗子さんは「3月のこと」という歌を歌いました。
2011年11月5日。
当時、大阪で劇団をやっていた私は
仲間と演劇作品を作ることにしました。
東日本大震災のことをみんなで話しながら、
それぞれが短編を作り、
1つに繋いで作品にしました。
私は「青さ」という短編を書きました。
「みんなで一緒にこの学校を卒業することはできません」
先生の言葉に泣いている子どもたちをテレビで観て短編を書こうと思いました。
それだけではありません。
このままだと東日本大震災を忘れてしまうと思ったからです。
発生直後は被災していない人にとっても
東日本大震災は現実でした。
1ヶ月・2ヶ月…と時間が過ぎ、
自分も含め被災していない人にとって
東日本大震災は遠いところの出来事になっていきました。
「震災に関する意識調査2021」アンケート結果発表 ―東日本大震災から10年
仙台宮城の地域コミュニティサイト「machico」が
震災から10年の2021年に実施したものです。
回答者は宮城県内在住の方が中心です。
Q3
「あなた自身、震災の記憶や防災への教訓が忘れがちになっていると思いますか?」
・忘れてはいない 50.0%
・忘れがちになっている 44.6%
・どちらとも言えない 5.4%
Q4
「世間一般の人達が、震災の記憶や被災地の状況を忘れがちになっていると思いますか?」
・忘れられがち 74.2%
・どちらとも言えない 12.3%
・忘れられてはいない 13.5%
東日本大地震から11年。
今も3万8139人の方が被災生活を送っています。
2011年、短編を書いていた時に
よく聴いていた小谷美紗子さんの「青さ」の歌詞です。
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ランドセル抱えたまま ゆっくり大人になりたくて
雪化粧をした様な 真っ白な子どもに返りたくて
君に会いに行こうかな 心を取り戻そうかな
思い出してみようかな ずるいことを許さない青さを
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東日本大震災のことも
今、世界で起こっていることも
忘れないようにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまたblogを書きます。