- 防災
- 2020.01.17
阪神・淡路大震災25年を前に
今日1月17日は忘れてはいけない大切な日ですね。
1995年い1月17日午前5時46分兵庫県淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3
の地震が発生し、高齢化が進む大都市を直撃し、全壊104906棟・半壊144274棟
死者6434人・負傷者43792人という甚大な被害をもたらし、戦後に発生した
自然災害でも、東日本大震災が発生するまでは過去最悪の地震災害と言われています。
もう25年もなるんだなと時の過ぎる早さを感じ、思い出してみると当時21歳だった私
は深夜のバイトを終え眠りについて少ししてから地震が起きました。私の足の上にテ
レビが落ちて来たのにも関わらず目覚めない私にパートナーが必死に起こしてくれた
事、飼い猫が押入れから全く出てこなくなり震えていた姿にとんでもない事が起きて
いるのではと、テレビをつけると神戸の町の至る所で火の手が上がり、倒壊した街並
みが映し出されているのを見て愕然としながらも、直ぐ傍に有る場所で起きた事とは
思えずにいた自分が居たように思います。
当時はまだ携帯電話も今ほど普及していなくて固定電話から家族や友人に安否確認を
し、職場の状況確認に行く道すがら電線が垂れ下がっていたり、窓ガラスが割れてい
たり、古いビルだと傾いていたりして大阪市内でも場所によると被害に見舞われた所
も有って神戸の被害の大きさを思い知らされ、無事にいる自分達に感謝した事を思い出しました。
それから四半世紀が過ぎ、その間にも各地で様々な自然災害が起こり沢山の方々が被
災され、復興を遂げられた地域や今なお大変な中で頑張っておられる方も沢山いらっ
しゃる今、皆さんのお役に立たせて頂ける様な仕事をさせてもらってる事にも感謝し
て日々仕事に取り組んでいるのですが、今回一日前ではありましたが神戸に有る阪神
・淡路大震災記念『人と防災未来センター』の施設見学に行って来ました。
防災・減災の実現のために、必要な情報を な情報を発信する施設で、館内では、展示
資料や当時の映像、震災体験者のお話を元に一人ひとりが災害に対する正しい知識を
身につける事が出来る施設です。
色々な方が見学されていました。アテンダントの方に案内してもらい西館4階迄上がり、
1.17シアターにて「5:46の衝撃」を見ました。
上映時間7分と短いながら淡路島から神戸各地の5時46分の瞬間の映像なのです。
夜明け前の真っ暗闇の中で何が起こってしまったのかも分からずにどんなにか怖かった
だろうかと疑似体験を通して心苦しくなりました
シアターを後にして、震災直後の街並みジオラマ模型でリアルな作りに再現されていま
した。
そこを通り抜けて大震災ホールへと案内されて「このまちと生きる」の上映作品を見ま
した。復興に至るまでのまちと人を、直面する課題が描かれた作品で、目の前にいなが
ら助けることが出来なかった家族の哀しみ、、、瓦礫の中でここに居たら危ないと自分
を放ってでも逃げてと言われてそれに従った家族の苦悩からの映像に隣に座っていた女
性が始終涙していた姿にひょっとしたら同じ経験をされた方だったのかなと私も心が締
め付けられる想いになりました。
本日、震災が起きた時刻に各地で遺族の方々による追悼式典が開かれ、犠牲者の冥福を
祈られ黙とうが捧げられました。
年々遺族の方々の高齢化も有り震災を経験していない若い世代の人達にも風化させずに
継承していく為にも「人と防災未来センター」は大切な場所だと思います。