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防災
2019.05.03

旧きを訪ねて

藤の花

GWも半ばを過ぎました。

令和になっても相変わらずなスタッフSです。

 

基本的に出不精なので、このGWの予定は映画を見に行く程度だったんですが、実家に帰ったときに、せっかくだから藤の花を見に行こう!みたいなことになりました。

というわけでやってきたのが、藤の花の名所、兵庫県の白毫寺というお寺です。

奈良の法隆寺が世界で一番古い木造建築ですが、それの創立西暦607年の1400年。それに及ばないとしても白毫寺は705年に創られた1300年のお寺です。

 

関西、特に京都周りの名所旧跡が多く1000年を超えるものも珍しくはないですが、1300年はやはりすごいものです。

 

とはいえ、このお寺も創立当時からの建物が残っているわけではなく、戦国時代に明智光秀の丹波侵攻時に一度焼け落ちてしまったようで、いまあるものは再建されたものらしいです。

次の大河ドラマに合わせて「明智光秀ゆかりの地!」みたいな看板がこの白毫寺の周りに立っていたのですが、そういう縁でいいのかな? とも思ってしまいました。

 

歴史ある建物も火事には弱いものです。

 

先日もパリでノートルダム大聖堂があっという間に焼け落ちたのを見ると、諸行無常を感じざるを得ません。あれを見て、金閣寺のことを思い出した人も多かったようですし、火災というのは、油断をすれば歴史などに関係なくあっという間に灰にしてしまいます。

 

火災というのは最も身近な「災」です。これを防ぐにはやはり、常日頃からの防災が大事になってきます。

 

白毫寺も一度焼け落ちてしまったものの、天災の多いこの日本でさらにそこから400年残ってきたのは、だから不断の努力の賜物であったと思います。

 

先日、平成が終わり、令和に元号が変わりました。

日本で元号が始まったのが、大化の改新の645年。先程挙げた法隆寺と白毫寺の創立のちょうど真ん中くらいからです。有形無形の違いはあれど、1300年、同じ時代から続いているものです。

それを続けてきたのは、その時代その時代の人々であり、これから続けていくのは私達です。

 

もちろん私達は、お寺の住職でもなければ、消防士でも(多分)無いでしょう。

だから具体的に何を続けていくのか? というと、結局は自分たちの生活だと思うのです。

 

平成はいろいろとありましたが大災害が強く印象に残る時代でした。阪神淡路大震災や東日本大震災。ただでさえ災害の多い日本なのに、さらに近年は異常気象やそれに伴う災害も目に見えて多くなってきています。そんな中を無事に過ごし、これからを迎えるための備えをすることが、これからの時代へ継いでいくことつながって行くのではないでしょうか! 、と思ったりするのですが、スタッフS自身は平成ジャンプ世代なのであまり説得力が無いですね。

まあ、それはともかく令和がどういう時代になるのかまだまだわかりませんが、平穏で平和な時代になればいいなと思います。

そういえば、肝心の藤の花なのですが、やはり時期が早かったみたいで、三分咲きか四分咲きくらいでした。

GW後半か、明けくらいがちょうど見頃みたいなので、ぜひ行ってみてください。

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