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お知らせ
2019.05.27

防火壁

防火壁

今回は「食いしん坊」を改め「町の探検隊」としてブログを書かせて頂きます。
『ぶらり探索してみました』
今年の5月から時代は『平成』から『令和』へ移り変わりました。
私は『昭和』生まれの『平成』育ちですが、私の祖父母は『大正』生まれ『昭和』『平成』の時代を駆け抜けた人生でした。「長生きをすれば面白いことが沢山見られる。」と言っていたことを思い出します。ある日、祖父と散歩に行った時、面白い話をしてくれました。

今ではあまり見られなくなった和風建築の建物や長屋の様な建物に見られる隣の家との間にある小さな屋根のついた壁について話してくれたことがあります。
「あれ、何だと思う?」
私は見たまま「小さな壁。隣の家との境界線かなぁ」

 

 

 

 

 

あれは「防火壁」あの壁のことを「うだつ」と言って防火・防風を目的とした物。昔、火の不始末が原因で長屋だったりすると貰い火することが多く、今のように消防車がすぐに駆けつける時代ではなかったから人力で消火していた。そこで、少しでも火事などの規模を少なくする為、防火壁を付ける家が増えた…その防火壁を隣の家より立派な壁に。より大きな物に…段々目的が見栄を張る方向に変わってしまって。立派な「うだつ」をせり出せば「出世」を意味するようになって「ウチはいつまでもうだつが上がらない」なんて表現に使われるようになった。
きっと主人は肩身が狭かっただろうなぁ・・・今は防火壁を付けなくても一戸・一戸が頑丈で防火・防風・耐震に備えている、いい時代に生まれてよかった。(笑)


昔から防災意識の高い日本文化があったこと、たとえそれが見栄だったとしても面白いなぁ。と思って聞いていましたが、令和になった現在もその名残りを街のあちこちで目にすることができます。新しい街並みも良いですが、風情を感じる街並みを見て回るのも悪くない。
祖父と散歩した思い出と防災への認識を再実感することができた気がします。
私も祖父のように長生きをし世の中の移り変わりを面白おかしく眺めることができたらなぁと思っています。

追伸
昨日、令和元年初の国賓としてアメリカのトランプ大統領がメラニア夫人と共に来日され私の大好きな大相撲を観戦されました。
現役の大統領が観戦するとなると警備も厳しく国賓である為、今まで見たことのない国技館の様子
天皇杯・総理大臣杯、そして初のアメリカ大統領杯が作られ優勝した力士に手渡される光景がTVで放映されました。
今回は令和初の場所、初の幕内優勝、初のアメリカ大統領杯・・・色々『初』ものづくし
上位陣に怯むことなく勝ち星を挙げた 幕下8枚目の『朝乃山関』 今後の活躍に期待!!

 

 

 

 

 

『大相撲』も『防火壁』も古き良き日本の歴史・文化を感じさせてくれる存在です。いつまでも大切に残していきたいと切に願います。

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